6.UECS-ID

UECSの通信規約に合致した通信であるかどうかは、UECS-CCMと呼ばれる以下の通信文のUECSタグで判断できます。

<?xml version="1.0"?>
<UECS ver="1.00-E10">
<DATA type="SoilTemp.mIC" room="1" region="1" order="1" priority="15">23.0</DATA>
<IP>192.168.1.64</IP>
</UECS>

上記のver=の後の文字列で、このノード(UECS機器)が行う通信が、UECS通信実用規約1.00-E10の規格に準拠していることになります。

さらに、機器によって通信する情報の種類を示すためにCCM識別子が示されます。上の例では、DATAタグのtype=以降の文字列です。長さが19文字以下のこの文字列で、通信する情報の種類を区別します。この、「SoilTemp.mIC」は、土壌温度を示しています。どの機器がどのようなCCM識別子をもつ情報の通信を行うかは、各開発者が原則自由に設定できます。しかし、これらのUECS機器を使ったアプリケーションソフトウェアを開発する場合に、このCCM識別子とその内容を知らないと困ります。他社(開発者)のUECS機器まで利用できる汎用的なアプリケーションソフトウェアの開発が難しくなります。そこで考えられたのが、UECS-IDです。UECS-IDは16進数12桁の数値です。その意味は、以下のように定められています。

このUECS-IDは、どの開発者のどのようなUECS機器なのかを特定するものです。この情報に基づき、UECS研究会のデータベースを検索することによって、使用されているCCM識別子の情報をリアルタイムに得ることができます。UECS-IDは、ノードスキャンという以下のUECS-CCMを機器に送信することによって取得できます(UECS通信実用規約1.00-E10)。

UECS機器に送信するUECS-CCM:
<?xml version="1.0"?>
<UECS ver="1.00-E10">
<NODESCAN/>
</UECS>

UECS機器から返送されるUECS-CCM:
<?xml version="1.0"?>
<UECS ver="1.00-E10">
<NODE>
<NAME>ETH-01</NAME>
<VENDER>UECSLab Inc.</VENDER>
<UECSID>1234567890AB</UECSID>
<IP>192.168.1.25</IP>
<MAC>32613C4EB605</MAC>
</NODE>
</UECS>

UECS機器から返送されたUECS-CCMのなかのUECSIDタグに記述されている「1234567890AB」がそのUECS機器のUECS-IDになります(注意:これはサンプルで、実在するUECS-IDではありません)。

UECS-IDは、UECS-ID検索システムを使って誰もがデータベース検索できます。検索サンプルとして、「010200000001」で試してみてください。どのような情報が検索できるかわかります。

開発者がUECS-IDを取得する手順は以下の通りになります。情報の管理コスト等が必要になるので、申請は、UECS研究会の会員に限定いたします。申請書の書式は、[PDF様式]と、[EXCELブック様式]が用意されていますので、ダウンロードしてご利用ください。

UECS-ID管理システムは、「このリンク」から使用します。UECS会員限定ですので、会員の皆様に既にご連絡してあります、「会員専用ページ」にアクセスするためのIDとパスワードを入力願います。そして、UECS研究会から通知された開発者番号とパスワードを使用してログインいたします。使用説明書もログインページからダウンロードできます。

ご注意: UECS研究会では、現時点では開発者番号の発行と登録の業務だけを行っており、実際の機器がUECSの規格・規約に合致しているかの検査・認証事業等は現時点では行っておりません。このため、各開発者が開発・製造したUECS機器のUECS-CCMおよびUECS-IDの実装及び利用方法の正しさに付きまして保証することは現時点では困難です。開発者がモラルを守り開発・製造するという信義の上に成立しているシステムでありますことをご理解のうえ、ご利用者の皆様はご使用いただきますようにお願い申し上げます。




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