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生産者のメリット

初期投資が少なくて済む

少しずつ自動化しようとしても、従来の温室コンピュータの場合は、最初に高機能な温室コンピュータを購入するか、ステップアップする時に買い換えるしかなかった。しかし、新システムでは、自動化したい機器だけを、その都度購入していけば良く、初期投資も少なくて済む。最初は、暖房機と温度センサの組合せで運転開始、というのも可能となる。また、インターフェース盤が必要なくなり現場施工も簡単に済むため、一括で導入したとしても、従来より安価に高度化システムを入れられる。

後付け増設が可能

例えば、気温の測定ポイントを増やしたいと思ったり、攪拌扇を増設したので自動運転に加えたいと思っても、従来の温室コンピュータでは簡単には出来ない場合が多い。例えば、最初は気温測定1点の制御機で動かしていたが、気温測定点を4箇所に増やし暖房も管理したいとなると、一気に100万近くの制御機が必要となってしまう場合がある。今まで使用していた制御機が無駄になり、高級な制御機を用いると出力点数が、かなり余ってしまう、などという問題が新たに発生する。何よりも、取替えコストからいって割が合わなくなる。新システムならば、通信ネットワークと電源を接続するだけで、後付け増設に対応できる。

状況に応じて組合せが自由に変えられる

従来の制御システムは、施工時にあらかじめ制御系統が決められてしまう。例えば、窓の減速機(ギヤードモータ)が10台あって6系統に分けて配線工事を行ったら、その系統は配線を変えない限り変更は出来ない。温室施設は、1棟1棟が大きさや設備が少しずつ異なり、例え同じ仕様の施設であっても設置場所によって室内環境の振る舞いが変わってくる。そのため、施工が終わって生産に入った後で、系統の変更や気温測定ポイントの追加などを望んでも、従来の温室コンピュータでは、再工事などが必要になってしまう。新システムなら、各ノードの設定値を変更するだけで、系統数や参照する気温測定ポイントを容易に変更可能となり、より最適な環境を安価に得られる。

データの収集が容易に

新システムは、標準でコンピュータネットワーク機能を持っているので、パソコンなどの情報機器に容易に接続でき、環境データや制御情報の収集・参照が可能になる。また、マイコンを内蔵しているので、環境履歴、制御履歴の記録も容易である。例えば、新システムに対応した暖房機と温度センサを購入するだけで、暖房機の動きと温度変化を知ることが出来るようになる。また、自動化を行わない雨よけ・べたがけなどの簡易施設でも、環境変化を見たいと思えば、新システムに対応した温度センサや日射センサだけを取り付ければよい。施工は、家電感覚で可能になるため、データ収集が必要な時期だけ簡易施設で使用し、それ以外は重装備温室で利用する、といった使い方も可能になる。

リモートモニタも専用ソフト要らず

新システムは、世の中でもっとも普及しているインターネットと同じTCP/IPを基本とするので、温室のリモートモニタは、Webページを見る感覚で参照可能になる。もちろん、Web対応の携帯電話からの参照も出来るようになると考える。


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